わだログ

世間の話題について掘り下げていくブログd(・ω・ )

経済

台風の帰宅指示が定時で遅いのはなぜ?基準から理由を考察

台風が来るのは夏のシーズンになると毎年のことではありますが、近年の台風での災害や被害というのは「ただの台風」で終わらせられない甚大な被害が出ている地域もあります。

年々強力になる台風は地球温暖化の影響もあるのではとも言われていますが、私達のより身近なところでは出勤日に会社から出される「帰宅指示・帰宅命令」が気になるところです。

ネット上の反応も見ていると帰宅指示・命令が出たけどほとんど定時だったり、中には指示が出なかったという声も。

今回は、じゃあそもそもなぜ帰宅指示・命令が遅いのか?その理由を帰宅指示の基準から考察してみたいと思います。

 

スポンサーリンク

 

強力な台風の影響で「帰宅命令・帰宅指示」を出す会社も。
しかし実情は指示が出なかったり定時だったりが大半。

台風、帰宅命令、帰宅指示、遅い、定時

台風が直撃する地域は交通機関がマヒしてしまう可能性が高いので、一般企業は場合によっては帰宅指示や帰宅命令を出します。

強力な台風が直撃する地域の会社を始めとした法人は、この帰宅指示の判断には従業員の安全を十分に考慮しなければいけません。しかし、実際に指示が出た会社とそうでない会社があったり、帰宅指示を出してもほとんど定時だったり、そんな声が大半を占めています。

この会社によって支持が出る時間に大きな差が出たりする原因は「民間企業のため、判断基準が会社によって違う」ことが大きな要因であることは明白です。

ただ、知人が指示が出て早く帰宅していることを知れば隣の芝生は青く見える効果で、どうしても羨ましく感じてしまうものですよね…w

じゃあなんでそこまで違いが出るの?と疑問に思ったわけです。

「帰宅命令」と「帰宅指示」には違いがある

まずは考察に入る前に「”帰宅命令”と”帰宅指示”の違い」について解説しておきます。

「えっ、その2つって違いがあるの!?」と思われた方はまずここで1つ賢くなりましょう。笑

ざっと違いを書くとこんな感じです。

帰宅命令:会社都合で労働者を強制的に帰らせる命令。休業手当(6割以上)の支払義務が発生する。

帰宅指示:帰宅するよう指示は出すが、実際に帰宅するかは労働者の判断に委ねる。休業手当の支払義務は発生しない

このような違いがあります。

ポイントは「労働者にどれだけ権限があるか」ですね。

 

スポンサーリンク

 

なぜ帰宅命令&帰宅指示は遅いのか?基準から理由を考察してみる。

Twitter等のSNSやネット上の反応を見ていると

「帰宅命令出たけどほぼ定時だし…」
「帰宅指示出たけど遅い…」
「会社が出さないので自分で帰宅指示出して定時に帰ります」

こんな感じの「判断が遅い」という内容の声が多くありました。

一般的な帰宅命令や指示の判断基準はこうなっています。

地震や台風などの災害等によって帰宅困難になる可能性を考慮し、労働者を帰宅させるか判断する

残念ながら現時点では法律で明確な基準が定められていない為、その判断は企業に委ねられている状態です。

 

まず、結論として判断が遅いのは「お金が原因」です。

ではここから、なぜお金が原因だと考えたのか解説していきます。

先程↑で書いたように、帰宅命令と帰宅指示では大きな違いとして休業手当の支払い義務が発生するかどうかの違いがあります。

100%従業員の安全が確保出来るのは「休みにする・雲行きが怪しくなった時点で帰宅させる」といった指示です。しかし会社側としては、ここに「業績・休業手当の人件費の確保」が必要になります。

シンプルに、その日は売上が上がらないのに普段の6割以上の人件費がかかるわけですから「かなり財力に余裕のある会社」じゃないとそういった策を取ることは難しいわけです。

さらに休業にすることで、その日の取引先からの連絡や商談等も白紙になりその日だけでなく今後の会社としての営業利益に影響が出る可能性も十二分にあります。取引先から「うちは営業してるのにこの会社は誰も居ないのか…」と思われかねませんからね。

「じゃあ重要な取引や商談がある従業員のみ出社すればいい」ともなるわけですが、日本人は平等を重視するためその後「私は出社したのに他は出社しなくていいなんて…不平等だ!」と本音では思っている従業員が出てきてしまいかねません。

会社としては「できるだけ業績を落とさずに且つ平等性を損なわずに従業員の安全を確保する」と考えた結果「帰宅してもおかしくない定時周辺での指示を出す」のではないかと思います。

じゃあ法律で明確な基準を定めて帰宅させればいいじゃないか!とも思いますが、話はそう単純ではありません。

国が法律で定めてその基準に従って休業する場合、本来企業が支払うべきだった休業手当の支払い義務が国へと移る可能性が高いからです。国に限らず、支払い義務が発生するものについてはまず「財源の確保」からしなければいけません。国会などでも何か法案や施策を提案する場合、財源の確保は必須項目ですよね。それと同じです。

その会社の労働者全員が「お金はいらないから休みにしてくれ!」という考えであれば一斉休業になってもおかしくはないですが、そうもいかないのが人間社会の難しいところです。

目の前の1日の休みを選択したことで、企業は恒常的に売上を低下させ業績不振に陥ってしまうリスクを負うことになります。それは、給料の昇給や低下、福利厚生の内容が不十分になってしまったりという形で私たち従業員に返ってきます。もちろんそうならない可能性もありますが、その保証はどこにもなくあくまで民間企業である以上その企業の責任になります。

企業のビジネスモデルにもよって選択のしやすさは変わってきますが、やはり1番のネックとなるのは「お金」なのではないでしょうか。「災害による休業は国が費用を負担します!」となれば早い判断をする企業も増えると思いますから。

そもそも「早く帰りたい」が当たり前になりつつある社会にも問題があるのでは?

というわけで、僕なりの帰宅命令の指示が遅い理由を考察してみました。

ただ、結局のところ「早く帰りたい」という欲求の根源は「会社に対する不満」によるものが大きいと思います。そして、今の日本社会において会社に不満を持たずに働いているという人は極々少数かと。

人の感情というのは、抑え込んだ分は必ずどこかで発散しようとして現れます。今回の「台風だし早く帰りたい」というのも、それが現れた1つのケースなんじゃないかな、と。

定められた条件下で働くのは一定の給料をもらう従業員の義務ですからね。会社の業績に関係なく月給というのは決まってるので。一方で、会社側も従業員には気分良く働いてもらう企業努力は必要です。まぁただ、なんだかんだでここをちゃんと出来てる企業は少ないから不満が溢れ出すんだと思います。

最後は持論になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

以上「台風の帰宅指示が定時で遅いのはなぜ?基準から理由を考察」でした。

 

スポンサーリンク